文章のヘタな人がやりがちなこと

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文章のヘタな人がやりがちなこと

「心に届く文章づくり」:文章のヘタな人がやりがちなこと

『心に届く文章づくり』を読んでみた

先日、ブックオフさんにて、『心に届く文章づくり』という本を見つけました。現在わたくし、文章力強化月間ですので、もうこれ即購入いたしました。

読んでみると、必ずしもお薦めしたいと思うほどの内容はつまっていませんでしたが、ただ一つ、どうしてもご紹介したいところがありました。

そこで今回は、「あ~文章がヘタな人って、こういう書き方をしてしまいがちよね。私も推敲する前は、こういう傾向があるかも・・・の巻」というお話です。

難しいお話ではありませんから、おそらく2、3分程度で読めると思います。お気軽にご覧くださいませ。

「推敲(すいこう)」とは、文章を読み直し、よく吟味し、より良い修正を行うことです。


『心に届く文章づくり』とは?

1:『心に届く文章づくり』とは?

心に届く文章づくり』は、猪狩章(いかりあきら)さんが書いた文章術の本です。

心に届く文章づくり (岩波ジュニア新書 (257))

猪狩章さんは、元朝日新聞編集委員でカルチャーセンターや大学などで文章を教えてもいるようです。

心に届く文章づくり』の第1刷発行は、1995年6月20日。私が購入した本には第2刷(1997年4月25日)とあります。

2:対象とする読者は?

心に届く文章づくり』は、作文の授業によって文章を書くのが嫌いになってしまった人向けに書かれている本です。

「そんなに難しく考えず、まぁ書いてみたらいいんじゃないかな」というスタンスの内容になっています。

文章に関する最低限のお話が、若い人のためにさらりと書かれています。

ですから、すでに文章がそこそこ得意な人にとっては、必要がない本と言えるかもしれません。おそらく、ほとんど読み飛ばして終わってしまうはずです。

3:『心に届く文章づくり』の目次

以下、『心に届く文章づくり』の目次です。

  • はじめに
  • 序章 話し言葉から抜け出そう
  • 第一章 文章を書く前に
  • 第二章 文章の芯と飾り
  • 第三章 文章好きになった例
  • 第四章 さあ実際に書いてみよう
  • おわりに

この本の中でとくにおもしろかったところは、第二章に書かれていた「わかりやすくする工夫」についてです。今回は、その中のお話を少しだけご紹介いたします。


文章のヘタな人がやりがちなこと

1:文章はできるだけ短く、すっきりさせる方が分かりよい

猪狩章さんは、文章を分かりやすくしたいのなら、次のようにした方が良いとおっしゃっています。(P51より引用)

まず、文章をできるだけ短く、すっきりさせるのです。「何が」「どうした」という文章は短く、わかりやすい。主語と述語が近づいていて、余計なことが入らず、読み手に、内容が正確に伝わるからです。

これ、私もそう思います。読みにくいと感じる文章は、たいてい無駄に長いのです。いわゆる文章のヘタな人がやりがちな特徴と言えます。

それはいったいどういうお話なのか?とても参考になる例文が記載されているので、ご覧いただきましょう。

2:例文を使った解説

以下、『心に届く文章づくり(P51)』の例文にそって解説いたします。

(01)誰が?何をしたのか?という例文がある

例えば、次のような文章があったとします。これを読めば、誰が?何をしたのか?を、簡潔に相手に伝えることができますよね。

私は学校へ行った。
(02)いつ?誰と行ったのか?を追加

ただ、たいていの場合、これだけでは伝えたい内容が不足しているため、言葉が増えていきます。次の文章では、いつ?誰と行ったのか?も伝えることができるようになりました。

私は昨日友人と学校へ行った。
(03)どのような状況で行ったのか?を追加

さらにどのような状況で行ったのか?も相手に伝えたくなりました。実際のところこれは、「もうさぁ、雨に降られて大変だったんだよ」という感情(想い)を伝えるための文章なのかもしれません。

私は昨日大雨の中を友人と学校へ行った。
(04)つまりどうなってしまったのか?を追加

ゆえに、一番伝えたい「つまりどうなってしまったのか?」ということも、次のように付け加えて書きたくなるはずです。

私は昨日大雨の中を友人とずぶぬれになって学校へ行った。

ただ、ご覧いただいても分かるように、ここまで長くなってくると読みにくくなってしまうんですね。

なぜこういう分かりにくい文になってしまうのかと言うと、いろいろな状況を一文だけに盛り込んで説明しようとしているためです。

「あれも伝えたい、これも伝えたい」と考えながら書いているうちに、その一つの文が長くなり、逆に伝えたいはずの内容が分かりにくくなってしまっています。

(05)本多勝一さん的な修正をすると?

先日ご紹介した記事『誤解されにくい文章を書くための四原則+1』の原則を適用すれば、次のようになるでしょうか。

昨日大雨の中をずぶぬれになって友人と私は学校へ行った。

少しは内容が捉えやすくなったかもしれませんが、人によっては読みやすいとまでは感じられないかもしれません。

(06)猪狩章さんの提案

それではこの本『心に届く文章づくり』の場合はどうなのか?と言うと、「それよりさ、この文章って分けちゃった方が良くない?」というような提案がなされています。

次の例文をご覧ください。まずイメージしやすい状況を端的に書いて、一度スパッと句点でしめるんですね。

昨日は大雨だった。私は友人とずぶぬれになって学校へ行った。

それによって読者に「それで?」と思わせる間を与えておいて、続けざまに「こういうことがあったんですよ」というお話につないでいます。人によってはこちらの方が読みやすいと感じるかもしれません。

これはもちろん、どちらの書き方が正解ということではありません。

書き手がどのような文章・文体を好むかを前提にし、さらに読み手に与える効果をも吟味して判断すべきことです。

どういう書き方をするにせよ、前述(04)の段階でとどめないことが大切です。状況にあわせて、あなたがより良いと思う書き方をしていただいたらよろしいかと思います。


この本のおすすめ度

心に届く文章づくり』のおすすめ度は、67点です。

『心に届く文章づくり(岩波ジュニア新書257)』のおすすめ度は、67点

この本の良いところは、若い人(小学校高学年~中学生くらい)に文章を書くことのおもしろさを伝えようと、あの手この手で歩みよろうとしているところだと思います。とても良い本です。

ただ、その試みはすばらしいものですが、それではこの本を読んで文章を書くことが、誰でも好きになるのか?と言うと、そこまでには至っていないと感じました。

教科書的で、読んでいてもおもしろみがないんですね。もっとワクワクするようなエピソードがほしかった。ゆえに、とくに勉強が好きじゃないような若い人には、これを読むのはちょっとしんどいかなと思います。

「将来、ぼくも記者になりたい!」という志の高い若い人が、図書館で借りてきて読む本という感じがいたします。

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次回予告

次回も、何かしら書評を。(子どもが育つ魔法の言葉


関連記事

スキルアップしたい人のための記事をご紹介します。

作成日:2011/04/15 更新日:2011/04/15

コメントありがとうございます。

お手数ですが、コメント前に留意事項をご覧くださいませ。

また、現在ご質問にお答えする余裕がない状態にあります。よろしくお願いいたします。

文章

文章術の向上って本当に難しいですよね(+_+)

テクニックをいくら学んでも、それを使う練習をしないと
身につきっこないですし、一番困ってしまうのが、
向上したのかどうか、自分では判断しにくいところです。

私はどちらかと言うと、短い文章で切ることとは真逆の、
いかに長く文章を続けて意味を通りやすくするか、
というところに意識が集中しています…。

長い文章かつ、惹きつけるような文体でつらつらと
書ければ、長文も苦にならなくなるかな~と
思っていますが…道半ば

序章から突き刺さりました

「序章 話し言葉から抜け出そう」
耳が痛い。
痛いけれど、言文一致体でいいや、と開き直る!

KumaCrowさん、こんにちは。
KumaCrowさんの15キロ減のダイエット記事を読んだ翌日に
焼肉食べたーいなどとアメーバなうに書き込みしちゃいました。

焼肉は今夜の食卓に出ます。
今夜はうちで焼肉です。
もやしが大量。焼きもやしかもしれない。


お世辞とかおもねるわけじゃないのですが、
KumaCrowさんの文章はわかりやすいと思います。
読む人を、置いていかない配慮があると思う。


前にコメントで私、書いたかしら。
文章のリズムがどーたらこーたらと。
ブログを書き始めた最初の頃はもう一つ意識していたことがあって、
それは「緩急をつける」ということです。
最近の私のブログは、知ってる人が目の前にいて直接に話しかける、
みたいな感じになってしまっていますが
記事本文中の「文章を二つに分ける」のところを読んで久々に「緩急つける」を思い出しました。
そうだそうだ、最初は内容文章ともに「硬軟緩急おりまぜて」と思ってたんだ。

KumaCrowさん、いろいろ思い出させてくれてありがとう。

パーンパーンパーン

fuminchuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

そうですね、本当に難しいですよね。
正解があるわけじゃないから、際限がないし。

そういった方向から考えると、
時間の制限やページ数の規定がある中でどういう結果を出せるか?

ということも、うまさの基準になってきそうです。
(プロとアマの違いとも言えるのかも)


テクニックを学ぶと、文体が一度崩れる感覚があります。
どう書くのが良いのだか、逆に分からなくなります。

これって良いものかどうなのか分かりませんなぁ。
自分で判断しにくいというのも問題ですよね、たしかに。

サークルみたいなところに所属して、
批評してもらうと良いのでしょうけれども、

どうやって、接点を見つけるのかしら。
はじめて過ぎて何もかも分からないや。


私の場合は、長くても短くてもどちらでもいいのですが、
段階的にパーンパーンパーンと映像が浮かびやすいこと、

それから、リズム・テンポがいいこと、
そういったところが気になります。

13kg

Missdiamondさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

いいですねー焼肉、にくにく。お鮨もいいなぁ。
わたしは、夢の中で食べることにいたします。

あ、15kgではなく、13kgですよ。
さすがにそこまでは減っていません。


もやし、おいしいですよね。
豚キムチと一緒に油炒めするのん好きやわー。

丼にして、生卵のっけたりするのもいいなー。
ちょいと上から七味をパラパラと。


お心遣いありがとうございます。

分かりやすいと言っていただけて、
いま歓喜のダンスを踊り出しました、わたし。


前にコメントで書いていらっしゃいましたよ、
リズムを大切にしていると。

あーそー、緩急も大切よね。そうだわ。

私はまだそういう域には達していませんが、
クライマックスで畳み掛けるみたいな文章を書けるといいなぁ。

泣かせるシーンでは、ほっこりとゆるやかに時間が流れたり。
場面によって緩急がついていないと、棒読みの役者さんみたいよね。

長文野郎ナリ^^;

話口調の長文野郎ですう~(T▽T)w
まじめな文章を書いてる時も長文になりがちですねー^^;
言いたいことは端的に表せるのですが、魚の骨じゃ味気なくて、つい説明したくなっちゃいます。気をつけているのはリズムや起承転結とまでは行かなくてもオチをつける、くらいでしょうか?長い文章でも読んでしまいたくなる文章や苦にならないような文章だといいですよねー☆読む人の興味がある内容でないと長文は難しいですけどねー^^;w
クマクロさんは段落で区切ってくださっているのでわかりやすいですよお♪

オチ マサト

隣のオバちゃん(ありんこ)さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

オチは重要ですよねー。
意外な形で落とされると、さすがだなぁと思えます。

どんでん返しがビタリと決まると、読後感がいいもの。

ただ、やはり難しいです。
どうすれば、おもしろと思える形に仕上がるのか。

方程式も見えてこないし、
どういう訓練をつめば磨かれるかも分かりません。

まだまだ勉強が必要です。

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