大人への扉

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自分を育てよう!(3)

前回の記事『スキル・ブロック(要素)4つのルール』にて、人(ひと)の成長には、とりわけ「外的要因(育つ環境)が重要」である旨を書きました。

今回はその辺のお話を、もう少し補足して書いておこうと思います。良かったら引き続きご覧ください。


外的要因(育つ環境)の重要性

1:育つ環境で人生は大きく変わります

少し極端な話からはじめます。

例えば、戦争ばかりしている国で、小さい頃から兵士として育てられてきた12歳くらいの子供がいるとします。

この子供は、もともと生まれながらにして兵士になりたかった子供でしょうか?育った環境によって兵士になった子供でしょうか?

人(ひと)は、育つ環境によって大きく変わるものだと思います。育つ環境は、とても重要です。

2:食事の影響力

「でも、それは話が極端すぎるよ、ここは日本だぜ!」という人もいらっしゃるかもしれませんね。

それでは、最近の人気記事を 2つご紹介しておきます。

この2つの記事をご覧いただくと、食事だけでも、大きく人生を変えてしまうことが、ご理解いただけるのではないかしら。

栄養は、人を作るときの土台になるものです。周りの大人たちの食事に対する考え方によっても、子供には大きな差がうまれます。

ブロック(要素)の階層

子供の頃のこと

少し私の子供の頃のことを書きます。

1:真剣にやるとかっこう悪い?

私が子供の頃は、「一所懸命がんばることは、かっこう悪い」というような、そんな風潮がありました。

だから、なかなか物事に真剣に取り組もうとしない。(どこか冷めているんですね)

そして、どうも分が悪くなってくると「なに、本気(まじ)になってんの?」と、すかした態度をとるわけです。(まったくもって情けない話です)

また、誰かが失敗すれば、それを大勢で嘲笑するものだから、子供たちは、とても消極的になっていきます。

いま思えば、お互いに、子供同士で傷つけあっていたんですね。負の循環に陥(おちい)っていたのです。

大人になった今でも、いまだにこの呪縛(じゅばく)にさいなまれることがあります。だいぶ直ってきたとは思うけれど、どこかでブレーキをかけてしまうことがあります。

人は、ほんの少しのきっかけで、思考の罠(わな)に陥ってしまい、傷ついたり、逆に相手を傷つけてしまうことがあります。

2:教師

みなさんは、英語の授業ってどうでしたか?私の頃は、英語の教科書を読むとなると、必ず棒読みでした。

より正確なアクセントで読もうなどとチャレンジしようものなら、教室のあちこちからクスクス笑いがおこり、「外人きどり」呼ばわりです。

外人きどり

そして教師も、それをたしなめることがありませんでした。本当にレベルの低い環境で育ったのだと思います。こういう残念な体験は山積みです。

今の学校は、どうなのでしょうね。教師が暴力をふるわない分、少しは良くなっているのでしょうか?

3:親

ただ、「学校が悪い!学校のせいだ!」などと、言いたいわけではありません。何しろ家庭環境も、ほめられたものではありませんでしたから。

私の両親は、子育てに関心がなかったようです。あるいは、子育てがどういうものなのか、分かっていなかったようです。

これは、不幸自慢をしたいわけではありません。ただ少し、「残念な環境だった」というだけのお話です。

4:「育った環境が原因」という考えは、甘え?

子供の頃のこういう話をすると、「そんな育った環境なんて関係ない。お前が、がんばっていたら済んだ話だろ、お前に根性がなかっただけだろ」と思う人もいらっしゃるかもしれません。

「人のせいにするな!社会(環境)のせいにするな!」とか、「甘えるな!」とかね。

確かに、そのような人が周りに多くてですね、そういうことを言われ続けてきましたから、私も「あぁ、そうだ、私がバカだからいけなかったんだ」と思ってきました。

精神論では何も解決しない

4:出会いが大切

でもね、そういう考え方は自分をさらに傷つけるだけで、何ひとつ解決することがありませんでした。大きく時間を無駄にしただけです。

ある程度こう・・・歳を重ねてきて、「人が育つ環境」というものについて考えられるようになると、「そういう悪い状況をはね返すようなスキル・ブロック(要素)すら、貰うことができていなかったのだな」とも思うのです。

そして、私が必要としていたのは「甘えるな!」とか、「根性なし!」と罵倒する人ではなく、今後どうすれば良くなっていくかを、気付かせてくれる人だったように思います。

例えば、水桶に穴が開いているのなら、「お前が走って持ってこないからこぼれるんだ!のろま!」と怒鳴るような人ではなく、「穴ふさげば?」と言ってくれる人です。

人生は、どういう人(ひと)に出会うかで大きく変わっていきます。人との出会いが大切です。

5:精神論が好きな人もいる

もちろん、精神論に萌える、そっち系のプレイが好きな人は、「甘えるな!」とか言われる方が、たまらなく興奮できるのかもしれません。

私が苦手というだけです。(いろいろな人がいることは承知しています)

それから、精神論を使用する場合は、気をつけることがいくつかあるように思います。ご注意いただきたいと思います。

  • 相手に厳しいことを言う場合は、信頼関係が成り立っている場合にのみ有効です。
  • 「人のせいにしない」、「社会(環境)のせいにしない」と頭から決めつけてしまうと、根本的な問題の解決につながらない場合があります。
  • 自分のやり方に自信をもつのは悪いことではありませんが、相手によってはそのやり方がマイナスになることもあります。
  • 自分にとって都合の良い状況を維持するために「甘えるな!」と言っている可能性があります。(状況に甘えているのは、本当はあなたかもしれません)

大人への扉

1:自己の肯定

残念ながら、誰もが恵まれた環境で育つわけではありません。ブロック(要素)が不足した状態で成人の年齢に達してしまうことは、誰にでも起こりうることです。

日本では、20歳になると、自動的に「大人免許」をもらえますが、「大人への扉」をいつ開けるかは、人それぞれです。

10歳くらいで成熟してしまう人もいれば、80、90歳になっても未熟な人はいます。(私はずいぶんと出遅れてしまいました)

そして、もしあなたが、残念な環境で育ってしまい、自責の念にさいなまれて、苦しんでいらっしゃるのなら、少し角度を変えて考えてみると良いかもしれません。

すべての責任を感じて、「何もかも自分が悪かったのだ」と思いながら先に進もうとするのは、なかなかしんどいよ。

まず、自分を肯定してあげないと、なかなか思ったようには、前に進むことができないかもしれません。

2:他者の肯定

そして、「自分ばかりの責任ではない」と思えたなら、きっと、「周りの人たちにも責任がない」ということが理解できるはずです。

教師にしろ、親にしろ、彼ら(彼女ら)もまた、同じようにブロック(要素)を受け取ることができずに育ってしまった人たちなのです。完璧な人間なんていません。

もし社会を恨んだり、親や教師を憎む気持ちがあるのなら、自己を肯定することからはじめてみてはいかがでしょうか。

いろいろと、わだかまりのある人もいらっしゃるかもしれません。少しずつ、少しずつで良いと思います。

3:大人への扉

おそらく、次のようなことが認識できるようになったときが、大人への扉を開くときなのかもしれません。

  • ブロック(要素)が不足していることを自覚する。不足しているブロックを把握する。
  • 「気付き」が大切。ブロック(要素)が不足していることが問題なのではなく、不足していることに気付かないことが問題。
  • いつまでも受身でいてはいけません。自らブロック(要素)を探し、取り込まなければいけない。
  • 個人に責任を押し付けず、システム(仕組み)の問題として考える。
大人への扉

追記:「本当に助けて欲しい人はいるのだろうか」

はてなの匿名さんで次のようなお話がアップされていたので、追記しておきます。

すでに、いろいろな意見(レス)が付いているので、とくに私が書くこともないかもしれませんが、少しだけ。

  • そもそも問題があるのは、子供に愛情を注げない親、いじめる側、裏切る人、配慮の足りない環境、DVを行う側であろうと思います。
  • 必ずしもアドバイスを求めて話す人ばかりではありません。「ただ聞いてほしい」という人もいます。人それぞれです。
  • 聞き手が最適と考えて話したアドバイスが、必ずしも話し手にとっても最適であるとはかぎりません。
  • 物ごとが、何でもすぐに解決するわけではありません。すぐに解決の動作にうつれない心の状態にある場合も考えられます。

よく「人のせいにするな!」という人がいらっしゃいますが、悪いことは悪いと言って良いと、私は思います。

求められているのは、ただ解決策を言うことではなく、サポートすることなのかもしれません。


あとがき

毎夜々々、書きたいことが次から次へと湧き出てしまって、どうにも、話をうまくまとめることが出来ませんでした。

もっと誤解されないような書き方ができれば良かったのですが、私の現在の力量では難しいようです。

また、勉強もまだまだ足りないですね。もし、ご不快に感じられた方がいらっしゃったら、申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。

「ただ考えを書き連ねる」だけの文章と、「伝える」ための文章とでは、やはり大きく違いますね。難しいです。

最後まで、読んでくださった方はありがとうございました。あなたの人生が少しでも良い方向に進むことを祈っています。

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次回予告

次回は、夢(目的)について考えてみようと思います。(あるいは、FC2ブログ関係の記事か・・・)


関連記事

自分を見つめ直したい人向けに書いた記事をご紹介します。

作成日:2009/07/19 更新日:2009/07/26

コメントありがとうございます。

お手数ですが、コメント前に留意事項をご覧くださいませ。

また、現在ご質問にお答えする余裕がない状態にあります。よろしくお願いいたします。

たしかに・・・

思っていることの半分も言葉で表現できないもどかしさをいま感じています。

気付く事と、自分の中の固まった回路以外を気付かせてくれる人や物(書物など)との出会いは本当に大事ですよね。
そしてなにごともバランスやバランス感覚を意識せずにうまくやれたら(うまくやる、という表現は誤解をまねくのかも)いいなと思います。

それを、今もそうだけど子供のころからできていたら・・・とsimijimily思います。

自然体

Missdiamondさん、こんばんは!(・∀・)/ぐいぶにん
コメントありがとうございます。うれひーよーろれいひー。

はい、そう思います。

出会いって本当に大事だなと、
歳を重ねるごとに、つくづく感じております。


あー、そうですねー。たしかにそうです。
意識せずに自然体でできるなら、それが何よりですものね。

小さい頃から、感謝の気持ちだけを感じて暮らせたら、
ずいぶんと幸せだなとも思います。(*'‐'*)

No title

う~ん、大きなテーマについて書かれましたね~
コメントする側にも力量が試されるような内容です(^^;)

ちょっと内容がズレるかもしれませんが、記事を読んで感じた事を
書こうと思います。

私は書物で、自分の内面を掘り下げる事の大事さとか、人のもつメンタルな
部分について色々情報を仕入れてきましたが、昔は持ち得なかった
とても大事な概念があります。

それは・・・

「人はみな違う」という事です。

「どうしてわかってくれないのか?」とか「あいつは何もわかっていない」とか
他者に自分と同じものさしで何かを求めても、所詮うまくいくわけありませんよね。
人はみな違うのだからという前提を持てば、「あの人はこうだけど、私はこうなんだ」
と、人は違って当たり前という考え方を持ちえます。

つまり、他人を肯定しやすくなります。

この概念を取り入れてから一番変化があったのが、嫁さんや友人との
関係で、身近なところから効きはじめてきました。

私も昔は過酷な環境にいた事があるので、人間不信っぽくなっていた
時期もありましたが、結局は「自分」がどう思うかで全てが決まってしまい
ますので、内面を鍛えるという事が大事なのですよね(>_<)

ただ何でも極端に、世界中全ての人を肯定するような事はありえませんので
バランスよく、身近な人から少しづつ認めていく事が大切かなと、
そう思っています。

私はKumacrowさんのように、図示しながらわかりやすく書く事が
できませんが、こういう事って、とにかく書いていく事が大事だと感じています。

ちなみに、私は野口嘉則さんの書籍・ブログ・ポッドキャストなどで、上記の
概念を教えてもらいました。
メンターみたいなものですね(^^;)

長文失礼いたしました。

100人いれば、100通りの考え方がある

fuminchuさん、こんにちは!(・∀・)/ぐもに
いつもコメントありがとうございます。

おっしゃる通り。
そうなんですよね。(`・ω・´)

「100人いれば、100通りの考え方がある」という言葉を、
どこかに入れてお話する予定だったんですが、

うまく整理できませんでした。(´Д`;)てへっ

ちょっと赤裸々な内容になり過ぎてしまった
というのもあります。

私は若い頃、不安定で本当にひどかったから、
その辺に言及していくとなると、なかなか厳しかったのです。

・・・今もまだまだひどいんですけどね。(;´Д`)


ちなみに、私の場合は、
D.カーネギーさんの本『人を動かす』の影響が大きいです。

「100人いれば~」という考え方も、
おそらく『人を動かす』からだと思います。

あの本がなかったら、
いまだに迷走していたかもしれません。


「身近な人から少しずつ」というのは大切ですよね。

あまり大きなところから行くと、
「変わらない」状況にジリジリしてきて、
うまくいかなかったりもします。


野口嘉則さんは、コーチングの使い手ですか。
あとで、ブログを拝見させていただこうと思います。


fuminchuさんからは、良いブロックをたくさんいただいてます。
いつも、ありがとうございます。ヾ(*´∀`*)ノ感謝

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

No title

このサイトにはCSSの勉強の為に来ました。
大変わかり易く、直ぐに習得出来ました。ありがとうございました。

さて、袖すり合うも多生の縁、この話題について、他者の著作を引用しながら、意見を書こうと思います。

大人になるということは、人生の理不尽を受け入れることです。
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/610009.html

しかし、自己責任の言葉を好む者は、自己が万能と思っているので、失敗するのは運でなく努力が足りないせいだと思ってしまいます。ナルシシズムに陥ったのです。

この問題は日本だけではありません。
何でこんな問題が起こったのでしょうか?
それは学歴が高止まりすると、量産されたエリートはエリートだけと付き合い引き篭もることが出来ますので、大衆のことを考えなくても生活出来てしまいます。自分が恵まれた競争の勝者であったことを自覚する間もなく、社会に出て行くのです。

その結果、エリートの義務を果たさなくなり、
自己責任は己を責める言葉から、
より弱い弱者を責める言葉になりました。

斎藤環氏のように、心理学も自己責任を正当化する手段として精神科医に利用されています。しかし、全ての心理学者や精神科医がそう思ってるわけはありません。されど、そのような方々は視聴率も取れませんし、スポンサーにも不都合なので、有料放送の教養番組以外では殆ど出てきません。だからこそ、心が弱っていたり個を確立してない時に、そのようなメディアに接してしまうと余計におかしいと思いながらも従ってしまうのです。フーコーの監獄の歴史のように。勿論それを知ってる歴史学者や社会学者は自己責任でなく構造上の問題を指摘してます。
http://university.chase-dream.com/edu_univ/elite.html

そういう人に出会った時には自他の不幸を嘆きながら受け入れましょう。言われた方も不幸ですが、言う方はもっと不幸なのです。だって言う者の心理は、本当はそう思えずに、他者を攻撃することで相手を自己責任と納得させ、己の価値観を認めて貰うことですから。

だからこそ自己責任を振りかざす人は、守勢に回ると大変弱いのです。辛坊治郎や猪瀬元都知事はあんな悲しい姿を見せたのです。ブラック企業の経営者も自信の無さから攻撃的なのです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ruq7MD8D40c
http://blogos.com/article/64796/
https://www.youtube.com/watch?v=mQRTCOivd64

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