ブログの配色とSD法
ブログの色を決める
私は、配色が、ヒジョーーーに苦手です。
当ブログの配色を考えるときも、けっこう悩みました。とてもじゃないけれど、何か指標となるものがないと、決めかねます。
今回は、そんな人のためのお話です。
配色の重要性
1:ブログのイメージ
みなさんがテンプレートを選ぶときに、最初に選択するのは、漠然としたイメージではないかしら。
「落ち着いた感じ」とか、「ダークな感じ」とか、「楽しい感じ」、「爽やかな感じ」など、おそらく無意識に選んでいることが多いと思います。
この漠然としたイメージというのは、とても「色」と強く係っています。
あなたが何気(なにげ)なく選んだブログのイメージカラーは、実はとても重要な意味をもっているのです。
2:好きな色で決めていませんか?
そして問題なのが、あなたの選んだ色が、必ずしも読み手のフィーリングとかみ合うとは限らないことです。
例えば、書き手が、黒がとても好きだとします。
そこで、ウェディングをテーマにしたブログなのだけれど、背景を真っ黒にしてみました。さてはて、これはいかがなものでしょう?
あまりにもテーマと、ブログのイメージカラーが真逆で、「どうしちゃったの?あなたの人生に何があったの?」と思われてしまうかもしれません。
3:ブログの配色の重要性
ブログの配色は重要です。
もしあなたが、より多くの人に読んでもらいたいと思っているのなら、ブログのイメージカラー(配色)を、「自分が、好きだから!」というだけで、ひとりよがりに選んではいけません。
読む人の立場にたって、居心地の良い色を選ぶ必要があるのです。
色の印象
それでは、まずはじめに、あなたのブログの主要な配色が、一般的に世の中の人たちにどのような印象を持たれているのかチェックしてみましょう。
*:もちろん、その人の生活環境や時代によっても印象は違ってくるものなので、参考程度にどうぞ。
色名 | 抽象的な印象 | 具体的な連想 |
|---|---|---|
灰色 | 陰鬱、地味、迷い、沈静、平凡 | 曇り空、煙、灰、ねずみ |
黒 | 高級、厳粛、死、ダーク、不吉、陰気、男性的 | 炭、夜、海苔(のり) |
葡萄色 | 高貴、悲哀 | ブドウ、茄子(なす)、ラベンダー |
紫 | 高貴、優雅、嫉妬、神秘、セクシー、情緒不安定 | すみれ |
青紫 | 高貴、気品 | 紫陽花(あじさい) |
桔梗色 | 高貴、優雅 | キキョウの花の色 |
藍色 | 深遠、沈静、希望 | 海、藍(あい) |
藤色 | 明快、温情、女性的 | フジの花の色 |
青 | 静寂、知性、希望、悠久、誠実、孤独、男性的 | 海、空、地球 |
空色 | 希望、清浄、平和、理想、清涼 | 空、水 |
水色 | 沈静、爽快、清涼、淡泊、清浄 | 空、澄んだ水、ガラス |
青緑 | 沈静、深遠、厳粛 | 深海 |
薄緑 | 青春、希望、平和 | 若葉、若草 |
白緑 | 希望、明快、清涼 | 緑青(ろくしょう) |
緑 | 平和、公平、希望、安全、新鮮、癒し、中世的 | 植物、葉、草原、キャベツ |
深緑 | 深遠、陰気 | 森林 |
草色 | 陰鬱、陰気 | 草の葉の色 |
鶯色 | 素朴、陰鬱、猜疑 | うぐいす |
オリーブ | 沈静、寂寞(じゃくまく)、汚濁 | オリーブ |
黄緑 | 希望、平和、青春、明快 | 若葉、若草 |
黄 | 平和、光明、軽快、明快、活発、警告、軽率、幼稚 | バナナ、レモン、向日葵(ひまわり)、月、ひよこ |
山吹色 | 快活、光明、明快 | 山吹の花 |
橙 | 温情、懐古、陽気、快活、家庭的 | 蜜柑(ミカン)、夕焼け、紅葉、柿 |
赤 | 情熱、勇気、革命、危険、激しい愛、怒り、争い、興奮 | 火、薔薇(バラ)、血、太陽、消防車、リンゴ、苺 |
赤紫 | 熱烈、優美 | 牡丹 |
桃色 | 女性的、可愛い、温情、幸福、やさしい愛、素直、派手 | 桃、口紅、チーク(頬紅) |
臙脂 | 平凡、素朴、沈着 | 小豆、臙脂(えんじ) |
赤茶 | 剛健、堅実 | 土、チョコレート |
樺色 | 堅実 | れんが、樺(かば)の樹皮 |
褐色 | 剛健、硬さ、正統派、素朴、安心、古風 | ライフセーバー |
こげ茶 | 渋い、苦み、古典 | 土 |
駱駝色 | 平凡、中性、素朴 | らくだ、ばばシャツ |
クリーム | 未熟、明快、平和 | カスタードクリーム |
ベージュ | 平凡、中性 | 天然の羊毛 |
はだ色 | 明快、平和、温和、甘味 | 肌 |
桜色 | 優美、喜悦、甘美、女性的 | 桜、コスモス |
白 | 清潔、純粋、潔白、清楚、衛生、誠実、空虚 | 雪、砂糖、塩、うさぎ、牛乳、白衣 |
SD法で色をしぼりこむ
ちょっと色に対して興味がわいてきたかしら?それでは、もう少し話を実践的に進めてみましょう。
1:SD法とは?
SD法(Semantic Differential method)は、ご存知かしら?
「セマンティック(意味)を、ディファレンシャル(判別)する方法」(意味差判別法)です・・・訳分かんないですね。
簡単に言うと、人間がその対象にもつ印象を、数値化する技法です。(定量的測定法)
例えば、「好き / 嫌い」、「強い / 弱い」、「かっこいい / ださい」などの相反(あいはん)する形容詞対の質問をして、その対象についての印象を5段階評価してもらって、数値化するわけです。(7段階評価の場合もあります)
提唱者は、米国の心理学者C.E.オスグッドさん(C.E.Osgood)です。
2:SD法の例
話がややこしいので、少し具体的にしてみましょう。
例えば、みなさん一度は、次のようなアンケートを書いた経験があるのではないかしら。
アンケート
年齢( ) 性別( )
Q1:ブログを読むのは好きですか?
- 大嫌い
- 嫌い
- 普通
- 好き
- 大好き
Q2:ブログについての印象は?
- 超ださい
- ださい
- 普通
- かっこいい
- 超かっこいい
例えば、このような質問を並べたアンケートを集計すると、性別、年代別にブログへの印象の度合いが分かるわけです。
質問の内容が良ければ、どのようなユーザをターゲットにするべきか?どのようにアプローチすれば良いのか?などが見えてきます。
3:SD法をブログ作成にどのように使うのか?
さて、このSD法を、どのように活用すれば良いのかと言うと、あなたがターゲットと想定しているユーザタイプに合わせたブログを作成していけば良いわけです。
例えば、アンケートの結果、次のような傾向があるとします。
- 女性の方が、関心度が高い。
- 最も10代が、興味を示している。
- 刺激を、求めている。
などなど。
今回は、配色のお話なので、色について考えてみると、「桃色(ピンク)」をベースにして、相性の良い「白色」を合わせて、ポイントカラー(アクセント)として、「赤色」を用いてみてはどうかしら?だとか。
「桃色(ピンク)」は派手過ぎやしないかな?もう少し、「桜色」に近い方が良いのではないか?などと決めていくわけです。
ちなみに、当ブログ(「ブログが作りたい!」)が、橙(オレンジ)と白色を基調としているのは、「明るさ」、「清潔感」、「のんびり」、「温かさ」などを意識してのことです。
何も考えていないように見えるかもしれませんが、実はブログの方向性にそった色にしてあるのです。
4:SD法の問題点
しかし、SD法にもいくつか問題点があります。
- アンケートの結果が多ければ多いほど精度が増すけれど、少ない場合には参考にならないかもしれない。
- 質問の仕方によって、結果は大きく左右される。(質問を考える人は、ある程度の熟練度が必要です)
- 選択肢の順番によっても、結果は大きく異なる。
- 考え方が多様化してきているので、平均的な数値が意味をもたない場合もある。
などなど。
問題点を理解し、配慮した上で行う必要があると思います。
また、「アンケートって、誰にやればいいってのよ?個人でブログをやっているのにさぁ」という人もいらっしゃるのではないかしら。
そのような場合は、質問ができるサイトを利用するのもひとつの方法かと思います。
あまり精度が上がらないかもしれませんから、あとは、友人、知人などに頼んで、アンケート用紙ではなく、実際に話して聞いてみると、うまくデータのバランスが取れるかもしれません。
あとがき
みなさんのブログを拝見させていただくときに、最も困るのが、私の場合は「色」なんです。ローブローのように、じわじわ効いてきます。
例えば、黒系の背景に、黒系の文字を使っていたりすると、「読ませないようにしているのかしら?」と思って、早々に退散します。
いくら斬新でかっこいいデザインでも、読みにくかったら意味がないのです。リンクもリンクだと分からないような色にしていたら、誰もクリックしないんです。
世界の平和のためにも、ちょっと、考えてみて欲しいんだなぁ。
勝手に音楽を流したり、意味もなくデカイFlashを置いていたりするサイトは、問題外です。嫌われるので、止めましょう。
次回予告
次回は、色見本(HTMLカラーチャート)について書いています。
関連記事
配色に関連する記事を、ご紹介します。
1:ブログでの配色
作成日:2008/02/21 更新日:2008/02/21
|「色見本(HTMLカラーチャート)」 »
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