Google AdSenseの最適化(4)
サイトにおける広告戦略
前回の記事「Google AdSenseの最適化(3)」の続きです。
Google AdSenseさんの「広告の最適化」を参考にして、今回は「サイトにおける広告戦略」を見ていきます。
でも、「広告戦略」というのはちょっと大仰(おおぎょう)かもしれません。前回の「効果的な掲載位置」に関しての補足といった感じです。
お話は、次の順番で進みます。
フォーラム サイトに合わせた AdSenseの調整
「フォーラム サイトに合わせた AdSenseの調整」とありますが、フォーラム(掲示板)と言うよりも、3カラム型のブログのことを指しているようです。
1:ヒート マップを見る
はじめにヒート マップを見てみましょう。(Google AdSenseさんのサイトのヒート マップにちょっと書き加えたものです)
ここでは、色の濃淡による効果の違いについて詳しくは書いてありませんが、おそらく、前回のお話とあわせて考えれば、濃淡による順位付けは、次のようになるものと思います。
この画像をもとにして、お話は進みます。
2:リピートユーザへの対策
リピート ユーザーの目に留まりやすい場所に広告ユニットを表示する
リピートユーザ(リピータ)は、あなたのブログの構成に慣れるのと同様に、広告にも慣れてしまいます。慣れてしまうと、リピートユーザ(リピータ)は、広告がまったく視界に入らない状況になります。
ブログを運営する側としては、ユーザにとって有益な広告があればクリックして欲しいわけですから、完全にシャットアウトした状態にならないように工夫する必要があります。
「リピート ユーザーの目に留まりやすい場所」について考えていきます。
(1)ページ上部の広告設置場所について
フォーラムを利用する リピートユーザ(リピータ)には、次の傾向があるそうです。(以下、引用です)
フォーラムをよく利用するユーザーは、ヘッダーを飛ばして直接スレッドを見ることが多い
つまり、前述ヒート マップの(a)の広告(ブログタイトルの右横)については、リピートユーザには効果が低いと言えそうです。
Google AdSenseさんは、広告を(a)の場所に置くより、(c)の場所(「最上部の投稿」の上)に設置することを推奨しています。
また、広告を(d)の場所(「最上部の投稿」の下)に設置することも効果があると述べています。
ただ、ヒート マップ上では、(a)と(d)の色が同じなので、効果は同じ程度なのか?・・・もしれません。
論調では、(d)の場所(「最上部の投稿」の下)の方が、(a)の場所(ブログタイトルの右横)よりも効果が高いように書かれてはいます。
(2)ページ下部の広告設置場所について
さらに、リピートユーザ(リピータ)には、次の傾向があるそうです。(以下、引用です)
ユーザーはフッターの広告は見ずに次のスレッドに移動することが多い
つまり、ページの下部に「« 前のページ|ホーム|次のページ »」というような、ページを移動するナビゲーションがあるブログについては、この下に広告を配置しても、見る人はまずいないということです。
前述ヒート マップで言えば、(g)の場所に広告をおいても効果が低いということになります。
Google AdSenseさんは、広告を(g)の場所に置くより、(e)の場所(「最下部の投稿」の下)に設置することを推奨しています。
3:その場所にあった広告フォーマット
次は、場所にあった広告フォーマットについてです。
(1)スカイスクレイパー
Google AdSenseさんは、ヒート マップの(b)の場所(左サイド上部)に、「スカイスクレイパー(120×600)」を設置することを推奨しています。
他の場所より、多少は効果が上がるそうです。
スカイスクレイパーは、テキスト広告(文字)だけでなく、イメージ広告や、動画広告にもあります。詳しくは、広告のフォーマットをご覧ください。
(2)ビッグバナー
Google AdSenseさんは、ヒート マップの(c)、(d)、(e)の場所に「ビッグバナー(728×90)」を設置することを推奨しています。
もうさんざん書いてきましたが、横置きの方が収益率が高いそうです。
スカイスクレイパーは、テキスト広告(文字)だけでなく、イメージ広告や、動画広告にもあります。詳しくは、広告のフォーマットをご覧ください。
(3)横型リンク ユニット
Google AdSenseさんは、ヒート マップのヘッダーのすぐ下に「横型リンク ユニット(728×15)」を設置することを推奨しています。
ヘッダー下にメニューを設置している場合は、メニューの上、もしくは下に置くわけですね。
横型リンク ユニットには、468×15のサイズのものもあります。詳しくは、広告のフォーマットをご覧ください。
4:広告掲載に関する留意点
Google AdSenseさんは、次の2点について気をつけるよう記述しています。
- ユーザの閲覧の邪魔になるような広告の設置の仕方はしないようにしましょう。
- ユーザがコンテンツの一部と勘違いするような形で設置しないようにしましょう。
5:収益を向上させるためのヒント
イメージ広告にすると、広告主の幅が広がるので、収益の向上につながる可能性が高くなるようです。(以下、引用です)
イメージ広告を表示すると、お客様のサイトへの表示を希望する広告、特に表示回数 1,000 回あたりの単価 (インプレッション単価) に基づく広告の数を増やすことができます。
インプレッション単価(CPM)とは、表示回数1,000 回あたりの単価のことです。
ブログ向け_ ブログに表示する広告の最適化
ブロガーのみなさまお待たせいたしました。ここからブログ向けの広告の最適化です。
「ブログ向け_ ブログに表示する広告の最適化」を見て行きましょう。
1:ブログに広告を掲載する場合の課題
Google AdSenseさんは、ブログに広告を掲載する場合の主要な課題として、次の3点を挙げています。(以下、引用です)
- ページ フォーマットが既定されている。
- コンテンツのターゲットが非常に絞られている。
- リピート ユーザーが多い。
などなど。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
(1)ページ フォーマット
「ページ フォーマット」というのは、ページの構成(レイアウト)のことだと思います。既定(決定)しているか?ということですね。
ただ、これって「俺OKじゃん!メニューやコンテンツの配置は決まっているもの!既定しているじゃん、完璧!」という単純な話ではないと思うのです。
おそらく、さんざんユーザビリティを高めるために(閲覧者が利用しやすいようにするために)、悩んで、考えて、これ以上はもうどうしようもないという状況まで、ページの構成をがっちり固めたか?ということなのだと思います。
Flashや、JavaScriptで凝ったページを作っても、一番喜ぶのは作った本人だったりします。一般的に、シンプルで使いやすいページの方が好まれます。
シンプルで、分かりやすく、使いやすい構成のブログになっていますか?ということです。
(2)コンテンツのターゲット
「コンテンツのターゲット」というのは、ブログのテーマ(ジャンル)のことかと思います。
いろいろなテーマ(ジャンル)を取上げるよりも、ターゲットをしぼって書いた方が良いということです。
例えば、当ブログ(「ブログが作りたい!」)の場合は、「ブログを作るために必要なこと」としてターゲットをしぼっているようにも見えますが、あまりにテーマが広範で、実際にはしぼりきれていないのと同じです。
ブログのテーマ(ジャンル)を選ぶ段階で、どの程度のボリュームになるのか?他の分野に浮気しなくて済みそうか?事前に考えておく方が良いかもしれません。
もし例えば、料理レシピについて書いていたブログが、途中から「やまぴー大好き!」という記事が増えて、料理レシピと同じボリュームになってきたなら、別ブログにした方が良いのかもしれません。
(3)リピート ユーザー
ブログは、一般的にリピート ユーザー(リピータ)が多くなりがちです。ホームページと比べて、次のような要素があるからだと思います。
- 身近な話題が多い。
- リアルタイムで、書く場合が多い。
- コメントなど、コミュニケーションが取りやすい。
- 自分もブログをやっている場合は、システム的につながりやすい。
などなど。
Google AdSense広告は、アフィリエイトと違って、クリック型報酬です。人が多いことに越したことはありません。
しかし、リピータを増やすことは、簡単ではありません。興味深い魅力ある記事を書き続けることは、とても難しいことです。
また、多くの人がブログを持つようになったことで、「自分が行くより、自分のところに来て欲しい」という人が増えたこともまた、リピータを増やすことを難しくさせている、ひとつの要因かもしれません。
お互いに行き来すれば良いだけのことなんですけどね。自分!自分!自分!という人が増えているのは、現代の傾向です。
リピータを増やすには、突き抜けた特別なことが必要です。
2:ブログに広告を掲載する場合のコツ
Google AdSenseさんは、次のようにすることを推奨しています。(以下、引用です)
- 広告に注目を集められるよう、広告のタイトルには目立つ色を選びましょう。
- 広告の背景と枠は広告を表示する箇所の背景と同じ色にしましょう。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
(1)広告のタイトルには目立つ色を選ぶ
「広告に注目を集められるよう、広告のタイトルには目立つ色を選びましょう。」とのことですが、前回の記事「Google AdSenseの最適化(2)の効果的なカラー パレットの選択方法」にある「3:配色のポイント」では、次のように書かれています。
ユーザは青色のリンクに慣れていることが多いため、青色を使う。
どちらが優先されるのか分かりかねますが、一般的に、リンクの色が青色(デフォルト)じゃないと、リンクと気が付かない人はまだまだ多いようです。
(2)広告の背景と枠
「広告の背景と枠は広告を表示する箇所の背景と同じ色にしましょう。」というのは、つまり、広告の背景とブログの背景に境を作らないということでしょう。
これは、前回の記事「Google AdSenseの最適化(2)の効果的なカラー パレットの選択方法」の「2:ブログにあう色を選ぶテクニック」でも書いてありましたね。
覚えていた人は、次へ進むとしましょう。
3:広告を設置する場所
ブログで広告を設置する場所として、Google AdSenseさんのサイトに設置例が掲載されています。一般的なブログのレイアウトの場合ですね。
4:その場所にあった広告フォーマット
ブログの場合も、その場所にあった広告フォーマットは、前述のフォーラムサイトにて書いたものと同様です。
- サイドには、スカイスクレイパー(120×600)
- 投稿記事の下には、ビッグバナー(728×90)
- ブログのタイトル下には、横型リンク ユニット(728×15)
また、Google AdSenseさんは、収益を最大限にするために、次のことも推奨しています。
- 検索向け AdSense
- 紹介プログラム
検索向け AdSenseは、ブログ内にGoogle AdSenseの検索窓(枠)を設置するということのようです。後日、導入手順として書くことにします。(詳細はまた後日)
紹介プログラムは、紹介ユニットのことみたいです。
紹介ユニットは、2008年8月で廃止になります。導入しないでくださいとのことです。
5:広告ターゲットを伝える
最後に「セクション ターゲット」についてのお話。
「セクション ターゲット」を利用することで、あなたが広告ターゲットとしているコンテンツを、Google AdSenseさんに伝えることができます。
次のように記載されていますが、HTMLに熟知していなくても出来るレベルのお話しです。
セクション ターゲットのご利用は、HTML を熟知したお客様にのみお勧めしています。
HTMLというより、テンプレートで変数などをいじっていると、分かり良いように思います。簡単にさっくり書いておきます。(詳しくは、また別の機会に)
次のコードで、ターゲットとするコンテンツをはさむことで、Google AdSenseさんに、強調したい「セクション ターゲット」であることを伝えることができます。
逆に、次のコードで、ターゲットとするコンテンツをはさむことで、Google AdSenseさんに、無視したい「セクション ターゲット」であることを伝えることができます。
例えばメニューだとか、あまり関係がないキーワードが含まれている箇所については、無視するよう伝えておくと、意味のないGoogle AdSense広告が表示される可能性が低くなります。
次回予告
次回は、Google AdSenseの最適化(広告ユニット外についての考察)について書く予定でしたが、ちょっと読んでみたら、以降は実際に作業するお話ばかりです。
そのようなわけで、次回は当ブログのGoogle AdSense最適化の事前計画について書きます。次回も読んでくださいね〜、んがぐっぐ。
関連記事
Google AdSenseに関連する記事を、ご紹介します。
1:Google AdSenseの最適化
- Google AdSenseの最適化(1)
- Google AdSenseの最適化(2)
- Google AdSenseの最適化(3)
- Google AdSenseの最適化(4)(この記事です)
- Google AdSense最適化まとめ
- 検索向けAdSenseの設置
- AdSense紹介ユニットの設置
- AdSenseプレビューツール
- Google AdSenseフィルタの設定
2:Google AdSenseは、ご存知ですか?
3:Google AdSenseへ登録申請する手順
4:Google AdSenseの設定
作成日:2008/01/18 更新日:2008/07/04
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